16歳に恋する23歳の俺。
第13章 日常
「あ……」
「莉乃じゃん、お前ここ近所だっけ?」
あたしが答える前に
大地が言った。
大地の同僚、莉乃さんは
今日も素晴らしく綺麗だ
ラフな格好なのに
体のラインはハッキリ出て色っぽく
女から見ても莉乃さんは
息を飲むほど美しい
「そうだよ、知らなかったのー?
ていうかなになに?
ついに付き合ったの?」
キラキラした目で
莉乃さんはあたしに話し掛ける
「あ、は、はい……」
「優美花ちゃんかわいすぎぃっ!
莉乃、優美花ちゃんだったら抱けるかも」
はっ!?!?
「おい莉乃、冗談に聞こえねぇんだけど」
「あはははっ!
まあとにかく、お幸せにね?
応援してるから!
じゃあ莉乃行くねっ
ばいばーい☆」
莉乃さんは色気を振り撒きながら
嵐のように過ぎ去っていった
そしてあたし達も買い物を済ませて
スーパーを出た