16歳に恋する23歳の俺。
第2章 メール
仕事の休憩中、俺は携帯を見ながら
悶々としていた。
優美花ちゃんにメールしたいのだが
なんて切り出せばいいのかわからない…!
はあ…メールってこんなに
苦しい思いする機能だったっけ…?
「橘 優美花?誰?カノジョ?」
後ろから声が響き、
ぼーっとしていた俺はびっくりして立ち上がった
「っんだよ、莉乃(リノ)!」
莉乃は、ケラケラ笑ってウォーターサーバーから
水を汲み、俺の前に座る
「あぁ、わかった
昨日の合コンの子か」
「………はっ!?」
「由真が言ってたの
ようやく大地も男になるーって」
「なんだそれ…;」
「で?そのー、なんだっけ
優美花ちゃん?にメールできなくて困ってんの?」
う…
図星すぎて何も言えねぇ…
莉乃はほんと、話早くて逆に焦る