16歳に恋する23歳の俺。
第2章 メール
「無難に今何してんのー?って聞けば?」
「…や、それウザくね?」
「…じゃあ、今日は天気いいねーとか」
「午後から雨だよ…」
「元気ー?とか」
「昨日会ったし……」
「めんどくせっ!!」
莉乃は呆れたようにパンをむさぼり、
俺を冷ややかな目で見る…
「仕方ないじゃんか!
一目惚れなんてしたの初めてだから
なんかこう、大事にしたいんだよ!」
「あー、はいはいのろけは結構
んとねーあたしだったらね、
とりあ今何してんのー?ってメール送って
夜の10時くらいになったら
メールしたい気持ち抑えてブチる!
んで、朝になって
『おはよー!ごめんね、昨日寝てたぁ(泣)』って
やってけば
毎日続くじゃん?
イコール、無限ループ。おけ?
まあやりすぎ注意だけど」
アハハハと笑う莉乃は、
テレビのリモコンを持ってチャンネルを変えていく
なるほどな…