16歳に恋する23歳の俺。
第2章 メール
午後10時
俺は人が賑やくネオン街に来ていた。
キャバ嬢、ホスト、キャッチ
色んな人種がごった返しているが、
角を曲がり、ある店に入った
カランコロン…
ドアを開けると綺麗な鈴の音が響き、
カウンターにいる男がため息を吐く
「またお前かよ………」
「由真くん?俺お客様だよ?」
どうぞ、と嫌そうにカウンターの席を指差して
俺の前にカクテルを置いた。
由真は、表ではチャラチャラした男だが
裏ではバーテンとして働いている。
結構人気みたいでこの店に来る客のほとんどは由真目当て。
「で?なんかあった?」
作ってもらったカクテルの上にあるチェリーを
くるくる回していると、
由真は心配そうに俺に声を掛ける。
「や…あのs」
「あ、そーだ。お前知ってる?」
由真に会話を遮られ、
なんだよーとテーブルにうなだれる
「優美花ちゃんが16歳だって」
はい?