16歳に恋する23歳の俺。
第3章 会話
俺の車は黒のセダンで結構色々改造してる。
マフラーもいじくっているため
なかなかの爆音が響く。
優美花ちゃん大丈夫かなって思ったけど
あまり気にならなさそうに窓の景色を眺めていた。
音楽しか流れていない車内に
俺は優美花ちゃんに話しかける。
「ねえ、優美花ちゃん」
「はい?」
「一つ聞いてもいい?」
「なんですか?」
「彼氏いるの?」
あまりやらしくないように
ナチュラルに聞いてみたが、
俺の心臓はバックバク。
優美花ちゃんは何も喋らずに
ただ無言。
その時間がとても長く感じて
聞こえるんじゃないかってくらい心臓は跳ね上がった。
しばらくして、優美花ちゃんは
重い口を開く。