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16歳に恋する23歳の俺。

第4章 DV、束縛カレシ







あたしは家のドアの鍵を閉めて

カーテンに身を隠し、


窓の向こうをじっと見る




慧の車、黒いワンボックスが角を曲がったのを見ると




あたしはすぐ寝室に行き、






服や化粧品、学校道具を大きいカバンに詰める








この間からずっと考えていた




慧に別れ話なんて通用しない、

聞く耳も持ってくれない





なら、あたしが出ていけばいいだけ





たぶんすぐに見つけられると思うけど



今は外の、自由の風を吸いたい




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