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16歳に恋する23歳の俺。

第5章 様子。〜大地side







「大地さん、」





「・・・ん?」





「・・・私、家出てきたんです。

正確に言うと一緒に暮らしてた人の家ですけど」





話してくれん、のか……?


いきなりのことに戸惑ったが
俺は姿勢を直角にして聞く体勢を取る


猫背の俺には結構きついが

気にしてられない



優美花ちゃんを知るチャンスだ






「……一緒に暮らしてたって…親戚の家とか?」




俺がそう言うと

罰が悪そうに下を向き、
少し息を吐く



そして俯いたまま、こう言った





















「彼氏の家、です・・・・・」




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