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16歳に恋する23歳の俺。

第6章 帰る場所





か細い声が聞こえたと同時に

腰に優美花ちゃんが抱きつき
腹に手がぎゅっと回された




「嫌……


行かないで…」






泣いているのかどんどん声が細くなる



一人が寂しいのか……





「もうワガママ言わないから…


だから……


ウチから離れないでっ……」





一人称が「ウチ」に変わり

ワガママなんて言っていたか?

一人が嫌なのか…




色々な変化に戸惑いつつ

俺は振り向いて
優美花ちゃんの頭を撫でた




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