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君のため。

第15章 車内。

屋上駐車場に止めた車。

助手席に乗り込んできた彼。

「ホテル行こう?」

そんな時間ないし、今日は本当に話だけ…

「じゃあカラオケは?」

カラオケで何するつもり?だから話だけ…


そしてやっぱりキスされる。

また濃厚なキス。
お互いの舌が絡みあうキス。

広い駐車場だから大丈夫と思いつつも、
やっぱり人目が気になる。

でも止める事ができない。
そしてキスの先も…。

「席代わって」

気持ちいいキスでフラフラになりながら
私は一旦車から降りて、席を交代した。

私が運転席だとハンドルが邪魔で襲えないから。

そう。私はまた受け入れてしまった。

こんなに狭い車内で。

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