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人魚

第4章 満たされない蒼

夏生と俺の間に入り込んだ
歌音…
勘違いして
猫なで声で、俺を口説こうとした
身体は大人で
頭はてんでバカだ。


俺が好きなら
脱いでよ…あの講堂で
俺は…歌音に言ったんだ
涙眼で俺を見上げ
一枚
一枚
理性を脱ぎ捨てた。


歌音…俺の浅はかな…可愛い玩具

満足感
満たされるわけない…


俺は…打ち付けるように
歌音の腰を引き寄せて
楽しんだ…オレンジ色の夕日が
落ちるまで…

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