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人魚

第12章 隙間

蒼を海岸に呼び出し
夏生は、話を切り出した。

『付き合ってんの?歌音と』夏生は
蒼を見上げながら話した


『ちがう…ちがう。あれは…』
だまる蒼


『図書館でもしてたよね…』
なぜか涙が流れた。


『う。うん。いや!でも俺がすきなのは夏生だから』と言って
夏生を抱き締めた。

『蒼…何が本当なの?歌音はどうするの?』

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