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人魚

第2章 白いはだ

歌音は、すこしづつ
二人に近付き…

大きな声で
驚かせた…つもりだった


夏生は、歌音の恥ずかしそうに
蒼を見る表情が…
羨ましく思えた


蒼は、歌音の頭を撫でながら
自転車を押した。


夏生は
ゆっくりと目を閉じ
深呼吸した。

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