テキストサイズ

いつか…

第5章 :あなたと



12月の終わり…
私は
また万引きをした…
自暴自棄…
のような感じだったのかもしれない…
自分が少年院だかどこかに入れられてもいい
そう思った…
けどそんなことはなくて
また家に帰される…
親は怒ることはしなかった
もう私に呆れたんだと思う
龍にも話した
また学校で生徒指導…
家では監視…
このときの私は
自分で居場所をなくすようなことをしていた
元から親は矛盾した行動をよくとる人だった
自分たちが一番
そういう考え方
出歩きあまりしたらいけないときでも
お酒買ってきてー
これは当たり前だった


…………
私の記憶
5歳の頃に親の離婚
それからは
お母さんと二人で暮らしていた
小学校1年生の頃だったと思う
お母さんの付き合っていた二人目の彼氏
タクシーの運転手をしていたと思う
ほとんど居候状態になっていた頃
お母さんの彼氏から
私は暴力を受けた
学校から帰っても家にいるのはその彼氏
お母さんは仕事で夜までいなかった
誰もいない家でその彼氏に叩かれ蹴られた
お母さんが帰ってくるとそんなことはない
お母さんに言うことはできなくて…
何度もそんなことがあった
お母さんは気がつかないでいた
ただ`自分がいけない´と考えた続けた
そう思うことで楽になれた…
誰も悪くない…
私がいけないんだ…












ストーリーメニュー

TOPTOPへ