巡 愛
第2章 言霊の……
気遣ってくれたお礼にと、カンナさんのページへ伺ったものの、まだそこはプロフィールさえも未記入のまっさらな状態で、自分が何か書き込むのもどことなく気がひけ、自分の日記を更新し、そこにカンナさんへのお礼も書いておいた。
すると明くる日には、またカンナさんからのメッセージが入っていたのだ。
『体調、良くなられたようですね。よかったです。お返事まで書いてくださって、ありがとうございます。サイトに登録したかいがありました。』
まさか、本当に毎日見てくれているとは思っていなかったから、前日より何倍も嬉しくなってしまった。