奴隷な関係
第8章 温かい気持ち
「黙れ……」
「んっ……」
唇を塞がれなにも言えなくなると私は大人しくキスを受け入れた。
軽く触れるだけの口づけに少し物足りなさや感じていると唇を離したときの勇気の顔はとても意地悪な顔をしていた。
「……わざとね」
「あぁ、わざとだ」
私の口から言わしたいとかそういうことだろうか。
まぁ、さっきから優介の話しかしてないからすねているというのも考えられるよね。
このまま勇気に堕ちたら幸せ、なのかな
「……勇気、キス……して」
「どんな?」
「……激しいやつ。窒息するくらい激しくてえっちなキスして……っ」
そういうと勇気は……
「嫌だよ」
と、いって笑った。
そのとき思ったことが絶対にすねているな、と思った。