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奴隷な関係

第8章 温かい気持ち




「はいよ」



「あ、ありがとう」



事後、私は勇気の服を着てベッドに座っていれば勇気がお茶をいれてきてくれた。

なんか、あんだけ学校のことや奴隷制度のこと嫌だったのに今じゃどうでもよくなってる。



「優介のことは気にしないでやってくれ。あれがあいつなりの愛しかたなんだ……まあ、歪んでるがな」




「……気にしないよ。一発殴るけど」




「あ、そう」



なんか優介殴らないと気がすまないし




「痛いところないか?」



「ないけど……」



「そうか……」


優しげな笑みにドキッとして見惚れていると額に口付けられた。


「顔は一緒でも俺は勇気だからな」



「わかってるよ…」



わかってる。
だって優介の笑みとは違うもの。

勇気の笑みは……優しい




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