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奴隷な関係

第5章 レッスン





「貸出悪かったなぁ」




「いや、単位あげてくれるなら貸す」




「兄さんサイテー」




声が聞こえて目が覚めるも起きてることを悟られたくなくて、目をつむったままでいると単位あげてくれるなら貸すという言葉に胸が痛んだ。


最初から遊びだとは気づいていた。

勇気も優介も私のことは奴隷にしか見てないって……でも



「んじゃ、部屋に寝かしてくるな」




「僕が行くよ。兄さんはこれと話してたら」



勇気の腕の中から優介の方に変わり二人を置いていき部屋に向かう途中、私は優介の首に腕をまわした。



「あれ、起きて……んっ!」



「ん……ふっ……」



自分から唇を重ねて舌を忍び込ませると下手ながら舌を絡める。

理由が何であれ……私という存在を認めてくれないのは、寂しいよ。



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