テキストサイズ

ふしだらと言わないで

第6章 慰み者の娘 3

 胸がぎゅうっと張り裂けそう
 想いが爆発しそうだ

 逢えない日もずっと想っていた
 膨らむばかりの恋慕に
 オナニーの回数は増えていた

 おじ様の腕の中…ペニス…
 声、匂い、体温、モノの逞しさ…



「将を射るにはまず馬を…
そういうことわざがあったな」
「勝手な…真似を…
申し訳…あっ…ございま、せん…」
「誉めている」



 やだ、イっている
 挿れられただけなのに…



 屋敷を出て使用人から脱した私がおじ様と逢うには、繋がりを切らないためにはこうするしかなかった

 私を地獄から救い、愛人として最高の扱いをしてくれる恋人を、よりにもよって私は裏切り続ける



 良心が引き裂ける思い

 最低な行いをしてる

 そんな自覚があるのに
 私は積極的に腰を動かしていた

 刹那の逢瀬、刹那の快楽
 何度弾けても満足せず止まらない

ストーリーメニュー

TOPTOPへ