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幼なじみ以上恋人未満

第5章 ライバル(?)

「・・・い、弥生、弥生っ!!」

佑夜の声で目が覚める。

うっすらと目を開けると、目を潤ませて、ほにゃ、っと笑う佑夜の顔があった。

「やーよい~・・・!」

ガバっと抱き付かれて、「うお。」と声を上げる。

佑夜は半泣きで抱き付いてくる。

「どうした?」

笑顔できいてやると、ぽろぽろと涙を流しながら答える。

「弥生が、もう、起きてこないかと思ったぁ~・・・!」

う、可愛い・・・。と、不覚にも思ってしまう俺は、相当重症だ。
自分でもわかってはいるのだが・・・。
恋は盲目なんだな。
そう思いながら、照れくささで佑夜の頭をこづく。

「いてっ!」

「お前がヤり過ぎなんだ、馬鹿。」

「ヒドイ~。」

こんなやり取りも心地いい。

これが、幼馴染と恋人の違いなんだろうか。
少しは、恋人に近づけたんだろうか。
そう思うと、口もとが少しにやける。

そんな俺を見て不思議そうに佑夜が問いかける。

「弥生?どうしたの、にやけて。」

「うっせ、なんでもねぇよ、早くしたくしやがれ、学校行くぞ。」

そう返してベットから降りる。

腰にクル鈍い痛みを気にしながら恐る恐る立ち上がる。

なにをともあれ・・・

今日から、新学期だ!!

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