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幼なじみ以上恋人未満

第6章 思い出したくない過去

~紘杜目線~

泣かせてしまったことへの罪悪感を感じながら、俺は苦笑する。

「ホントに泣き寝入りするやつ初めて見たよ・・・。」

涙の跡が残る弥生の瞼に、キスをして、そっと頬を撫でる。

すると、途端に弥生が苦しそうに

「うっ・・・。ヤダ、やだ。」

と呻きだす。

なんの夢を見てるのか、俺にはなんとなくわかった。

『あの日』の夢を見ているのだろう。

起こさないように弥生に俺のブレザーをかけ、



「ゴメン・・・な・・・。弥生
怖い思いさせて・・・ゴメン
今、佑夜がくるから・・・。
ホント、ゴメン・・・な。」

そう呟いて、俺は教室を出た。

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