猫かぶりめっ!
第13章 狙われた
「あら?マネージャーまで連れてきたの?まぁいいわ。何か飲む?このワイン美味しいわよー」
「さやさん!俺は酒なんか飲みにきたんじゃねぇ。早く写真返してくれよ」
俺はさやさんに近づいた
さやさんは胸の谷間に写真を丸めて挟んだ
「ほら、ほしいなら取りなさい?ただし、あんたが私の胸を触れてる写真を今度は撮るからね?」
さやさんの目線の先には
カメラを持った男がいた
「きたねぇぞ!!」
「あんたが断り続けるからいけないのよ!!選びなさい。今、この瞬間を撮られるのか?それともあの女との写真を記事にされるのか?私と腕を組んだ写真を記事にされるのか?」
「どれも…俺には不利ってことか…」
「頭のいい湊ちゃんならわかるわよね?どれが1番いいのか?まぁ、今夜私の相手をするってゆうなら…全部無しにする事を考えてあげてもいいわよ?」
「湊さん!!そこまでしなくていいですよ!!社長にちゃんと話しましょう!!!」
春田は俺の腕を引いて帰るよう促した
だけど俺はそれを振り払った
このまま帰ると
梅乃や優さん、純平さんにも迷惑がかかる。それに俺を大切に育ててくれた社長に迷惑をかけることなんて
したくなかった
「今夜だけでいいんですよね?」
「あら?気が変わったの?そうよ今夜ココに泊まりなさい?」
「ちゃんとなかった事にしてくれるんですよね?」
「しつこいわねー!そうよ!!ほら、マネージャーに出てくように言いなさい」
「春田…悪い…出てって…また連絡するから」
「ちょっと!湊さん!!」
春田はカメラマンの男に連れられて出て行った
俺はさやさんを
抱いた