テキストサイズ

猫かぶりめっ!

第13章 狙われた


「ばか!!何やってんのよ!!」





ジュンジュンは切れた私の指を舐めた





「ちょっ///ジュンジュン!大丈夫だから…」





私の顔をみてジュンジュンは






「もう、帰りなさい」





そう言った







「え?やだ…大丈夫だよ?ごめんなさい!今日いっぱい割っちゃって…けど大丈夫だから…頑張るから…」






やだよ…あの家で1人でいたくない…








ため息をついたジュンジュン




「うめのんさーなんか勘違いしてない?!そんな顔で店に立たれたら困るって言ってんの!!」








そう言ってジュンジュンに荷物ごと裏口から追い出された









そんな顔って…






私は私なりに…気持ち切り替えなきゃって…





ポロポロ





また涙が溢れた






もうあれから毎日泣いてる





こんなに涙もろかったっけ私…






ドン!!




誰かにぶつかった



「すいません」





顔もあげず私は湊の家に帰って行った





だって身よりのない私にはやっぱりあそこしか帰る場所がなかったから…













ストーリーメニュー

TOPTOPへ