猫かぶりめっ!
第13章 狙われた
〜優、純平〜
「イテ…ってえ?梅乃?」
梅乃がぶつかった相手は優だった
「あいつ…泣いてた?ってか何で帰ってんの?(苦笑)」
優は裏口から店に入った
店内にはお客様は常連のおばあちゃんしかいなかったが
純平が割れた皿を片付けていた
「おい!純平ーなんか梅乃走って行ったけどどうした?」
返事をしない純平
「おい!聞いてんのか?梅乃泣いてたけど…」
「あぁ!!もお!!!何なのよ!!うめのん今日3枚も皿割ってんのよ!何が大丈夫よ!ずっとあんな…泣き顔でいるくせに!!…人の話も聞かないし…どうしろっていうのよ!!!」
珍しく純平が叫んでる(苦笑)
優は黙って片付けを手伝う
「まぁ…わかるよお前の気持ちも。けど…お前らしくねぇじゃん?お前まで泣かすなよ梅乃のこと…」
「ごめん…」
ボソっと純平は言った
「俺に言ってどうすんの?(苦笑)ほら、今夜帰ったら話しよ。ちゃんと全部話そう」
「うん…」
2人はなんとも複雑な気持ちだった