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猫かぶりめっ!

第14章 覚悟を決めた



ご飯を食べようとした時



「あのさ、食べる前に話しておかないといけねぇことがあんだよ…湊のことなんだけどちゃんと聞いてくれるか?」




優さんは苦笑いをして聞いてきた




「はい…ずっと避けててごめんなさい。ちゃんと聞きます」




覚悟を決めた例え私のことを好きじゃなくても、女優さんと付き合ってても…ちゃんと受け入れる覚悟を。





「じゃあ、はじめから…」



そう優さんが切り出したとき




ブーブーブー



私の携帯が鳴った



「え?春田さんだ…」


「でなさい?」



ジュンジュンにそう言われて私は電話にでた





「もしもし…」




「あ!やっとでた!!梅乃ちゃん!テレビつけてテレビ!!」



「テレビ?!テレビつけるんですか?」



大っきな春田さんの声は優さんやジュンジュンにまで聞こえてたみたいでテレビをつけてくれた





「「「湊…」」」





そこにはスーツ姿の湊が…



「記者…会見…?」


テロップをみてそうつぶやいた私




「そうなんです!!湊さん覚悟決めていろいろ今日まで動いてたんです!今から全て話すんで、最後まで聞いてあげてください!!!あ、じゃあ始まるので!!」





そう春田さんは言って電話が切れた




「うめのん。こっちきてちゃんと聞こう?」




「う、うん…」




私達はソファに座って会見を見る事にした





何があっても受け入れる





そう腹をくくった







「俺らから言えることはなくなったな(苦笑)」




優さんも隣に座った







『ただいまより、篠原湊によります会見をさせていただきます。』




始まった






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