無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

〜湊〜



俺には大切な女がいます


そいつと出会ったのは俺がまだ小さい時、身体が弱く病院生活をしてた時でした


そいつと仲良くなったのはそいつのばあちゃんが入院してたから


ずっと病院で友達の少なかった俺は外の話を聞けるだけで新鮮だった

ある日そいつのばあちゃんが亡くなった


そいつに会いたかったが俺は移植手術を受けれる事になって、手術後も安静だった

だからそいつが引っ越ししたのをしったのは少したってからだった



どうしても会いたかった…だけど手がかりがなかった


バカな俺は有名になれば会えるかもしれない、俺の事覚えてるかもしれない



そう思ってこの世界にはいりました



だけど俺の事なんか覚えてなかったんです（苦笑）


一ヶ月半前にたまたま再会しました



そいつは変わってなくて昔のままでした


だけど家族を亡くして身よりのないそいつは1人で暮らしてました


強がってるけど


1人でいる事がさみしくずっと辛かったと思います


俺は自分の家で一緒に住む事を勧めました


だけどやっぱり2人はダメだとマネージャーに言われてそいつの職場の兄さん達も一緒に暮らす事になりました



兄さん達もそいつのこと大切に思ってて、すごい頼りになる良い人達で俺はこの変な共同生活が好きでした