
わがままお嬢様と執事
第1章 わがままお嬢様との出会い。
「ねぇ貴方、私の執事になりなさい!」
それは唐突だった。
今から6年前、親が死んだ。
飛行機事故だった。
父と母が乗った飛行機のエンジンがブローしてしまい、あえなく墜落。
でもなぜか死体がみつらなかった。
妹は泣いて泣いて…。でも、俺は泣いてなかった。まわりからは、スケちゃん偉いね。とか言われてたけど、本当のとこ、死体がなかったためまた戻ってくる可能性があるのかもしれないと思っていた。
可能性というのはずるい。ピコ数値でも可能性があるのだから。俺はそう信じていた。
そして私設に預けられた。
私用だったため、大学までいてもいいと言われていた。
だが、先月の、高校受験は受けなかった。
この仕事を受け継ぐためにも。
そう考えてもう1ヶ月位の月日がながれて、突然に俺の事を受け取りたいと言う人がでてきた。
もちろん反対もしたが、相手の都合上、受け取りがわに対して反対はあまり出来なく無力だった。
そして今預かってもらう人の家まできた。
でかかった。
な、な、なんじゃこりゃーー!!
山の中にこんなでかい家…違うな城があると思わなかった。
入り口にはメイドがいて、兵士もいる。
どんだけだよ。
俺は待合室でまたされて、うずうずしていた。
バンッッ!!大きなドアが大きな音を立ててひらいた。
ビビりました…。
そこにはちいさな女の子がいた。
「ま、ルックスはまあまあね。
ブサイクじゃなくてよかったわ」うわ、失礼なやつ…。
ちょっとキレ気味で「なにか用か?ようがないなら…。」出ていけと言おうとしたら
「貴方私の執事になりなさい!」やはり唐突だった。
