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万引き少女

第2章 少女万引

「戸棚に引っかかってる物が偶然、しかもファスナー付きの鞄に入ると思うか?」

「…か、鞄を…開けてるときに落ちてきたのかも」

苦しい言い訳だ

「鞄開けてるときに落ちてきたら気づくだろ」

「で、でも…」

「でもじゃねーよ!」

「っ…」

怒鳴る俺
咲は驚いた表情で俺の方を見つめてきた

「さっきから言い訳ばっかりしてて、どういう理由があろうとお前が物を盗ったことは変わりないだろ!」

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