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FREE BIRD

第15章 歩み寄る

「でも、俺も待てないよ」


切実な想いだった。


「パパ、エッチなんて大した問題じゃないでしょ。
気持ちよ。パパは私や健太の事どう思ってるの?」


「そりゃ一番大事に思ってるさ」


「私も」


雪はまたニコっとして発泡酒をゴクゴクと飲んだ。


何だか上手く誤魔化された感じだ。


雪は男を知らな過ぎだよ。


心で嘆息を漏らした。

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