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FREE BIRD

第15章 歩み寄る

「さてと…寝よう!明日も早いし、週末は健太の野球あるし、忙しいわ」


雪は立ち上がって、キッチンに缶を置き洗面所に消えて行った。


世の中の夫婦ってみんなこんななのか?


よく分からなくなってきた。


今度は本当に嘆息を深く吐き、発泡酒を飲みきった。


自分の部屋に戻り、パソコンのスイッチを入れた。


青白い画面が浮き上がる。


僕の憩いの明かりだ。

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