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FREE BIRD

第20章 大人の恋の始まり方

…美穂side…

夕方前、進が帰る前に何とか帰宅した。


急いで夕飯の支度に取り掛かる。


手は作業しているが、私の頭の中は誠さんの真っ直ぐな眼差しが私を熱くして火照る。


誠さんだった!


あの映画館で抱き寄せた青年は誠さんなのだ。


嬉しくて何度も口元が緩んでしまう。

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