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FREE BIRD

第2章 2006年真夏

うだるように暑いこの日、公園のベンチに座った。


噴水が激しく吹き出る中、小さな子供達が水しぶきを楽しんでいる。


僕も頭から突っ込みたい気分だった。


くそっ、あちい!


持っていたくたびれた夏のスーツの上着をドサッと横に置きネクタイを緩めた。


さっき買ったお茶を体に流し込み、ひと息ついた。


隣のベンチで若いカップルがいちゃついていた。


まったく、こんなに暑いのに余計暑苦しいわ!


不快な気分になったから仕方なく立ち上がり、
僕はその場から立ち去り仕事に戻った。

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