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FREE BIRD

第23章 二度目の逢瀬

「お待たせしました」


「いえ、あ…なんか素敵ですね。
赤いコート似合ってます」


「ありがとう」


少し恥じらう美穂さんが格別に可愛い。


「じゃあ、行きましょう。個室予約してあります」


「楽しみ…」


僕達は雑踏の中、手は繋がず、つかず離れずの距離で歩いた。

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