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FREE BIRD

第23章 二度目の逢瀬

誠さんの揺るぎない眼差しが熱く私に降り注ぐ。


私はコクリと頷いた。


すると誠さんは手を離し、私の横に座った。


「ありがとう。美穂さん…あなたを大切にします」


誠さんは私の背に腕を回し優しく抱き寄せた。


心臓の高鳴りはきっと誠さんにも聞こえてる。


「誠さん…」


言葉が出ず名前しか呼べない。


誠さんの手が私の頬を捉え、私が映る瞳が近づいてきた。


私はそっと瞼を下ろす。


次の瞬間互いの唇が重なった。

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