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FREE BIRD

第25章 バレンタインの頃には

「美穂、お茶」


「あっはい」


こんな風に思い込んでうっかりぼうっとしてしまった。


私は進にお茶を出す。


「ありがとう」


優しく微笑む進の笑顔が胸に突き刺さった。


ごめんなさい…進


私はそう心で言う。


顔はにっこり笑って…



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