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FREE BIRD

第29章 ライオンになり損ねた

食事もそこそこ楽しんだ頃…


「美穂さん…この後…」


僕は思い切ってホテルに誘おうと言いかけた。


その時


プルル…と美穂さんの携帯が鳴った。


「ごめんなさい…」


『あっ、もしもし…ええ、銀座で買い物中…ええ…えっ…これから…はあ…分かりました。行きます』


「・・・ご主人?」



「うん、孫を迎えに行ってくれだって」

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