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FREE BIRD

第29章 ライオンになり損ねた

「残りの30分恋人らしくしよう」


美穂さんは優しく微笑んだ。


「そうね」


今度は僕が立ち上がり、美穂さんの側に移動した。


美穂さんの顎を少し持ち上げ、そっと唇を合わせた。


柔らかい…


僕達の二度目のキスは前より甘く切なく…


ただ言葉は交わさず何度も何度も唇だけを合わせ続けた。



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