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FREE BIRD

第29章 ライオンになり損ねた

「誠さん…ごめんなさい…」


美穂さんは申し訳なさそうな顔をした。


「いっいや、僕にはポケットの中の収穫があるし…」


「やだあ、誠さん…変態よ」


美穂さんはケタケタと笑った。


僕も合わせて笑ったが、かなり凹んでた。


美穂さんはお茶をゴクリと飲み、僕を真っ直ぐ見た。


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