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FREE BIRD

第31章 チャンスは突然

「雪~」


携帯に夢中の雪を呼んだ。


「俺明日仕事だから。送迎できないや」


雪はこちらを向いた。


「はあ?」


表情がみるみる不機嫌になった。


「悪いな…」


目を逸らせ部屋に入ろうとした。


「なんでもっと早く言わないのよ!」


雪がキンキン声で文句言い出した。

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