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FREE BIRD

第32章 罪人になる

…美穂side…

今、不意に肩を抱かれホテル街の角を曲がった。


右も左もラブホテルだらけ…


こんな所歩くの何年振りかしら?


誠さんの手が私の肩を熱くさせ動悸が早まる。


いつもと違うスーツ姿の誠さんは少しだけ落ち着いて見えた。


「ここでいい?」


「ええ…」


何故そこにしたのか分からなかったが右側三軒目のホテルに入った。

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