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FREE BIRD

第32章 罪人になる

部屋の写真は三枚しか空室ランプがない。


皆真っ昼間からお盛んだと思ったが、自分もこれから…と思って恥ずかしくなった。


「この部屋でいいかな?」


「ええ…」


部屋の写真もよく見ないで私は返事した。


チェックインする微妙な雰囲気に落ち着かないのだ。


だけど誠さんは顔色ひとつ変えず、部屋のボタンを押しカウンターで鍵を受け取った。

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