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FREE BIRD

第7章 妻よりも孫

「でもあの店なかなか予約取れないのよっ!
私楽しみにしてたんだからっ」


私が膨れると進は頭をポンポンとした。


「よしよし、じゃあ美穂は来なくていいよ。

友達でも誘って食べて来なさい」


ニコニコと微笑む進に悪びれた様子はなかった。


「そうね、知世にでも電話してみる」


私は無駄な抵抗を諦めた。

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