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FREE BIRD

第32章 罪人になる

…誠side…

少しの眠りから覚めると、僕の腕の中に美穂さんがスヤスヤと眠っていた。


愛しくてそっと髪を撫でると、ゆっくりと瞼を開けた。


「寝ちゃった…」


「僕も…」


二人でクスッと笑った。


「今何時?」


僕は携帯に手を伸ばし時間を確認した。


「3時過ぎだ…」


「お腹空かない?」


「だね…食べに行こうか」


「うん!」


僕達はベッドから起き上がった。


「シャワー先どうぞ」


「ありがとう…」


美穂さんはバスルームに向かった。

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