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FREE BIRD

第32章 罪人になる

「なんか十代に戻った気分♪」


イタズラっぽく笑った美穂さんは確かに不倫している人妻の顔じゃなかった。


「たまにはいいね」


僕もハンバーガーにかぶりついた。


十代の頃…ハンバーガーショップで雪と笑いながら食べた事をちょっと思い出した。


美穂さんも横にいる女子高生のように、きゃっきゃっと楽しんでた頃があったんだろう。


ちょっとセンチかな…


まあこのハンバーガーは旨い。


アイスコーヒーをストローを摘み飲む美穂さんが微笑ましく見えた。


だけどやっぱり美穂さんは品が良くて、大人でもっと美穂さんに似合う男になりたいと思った。

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