テキストサイズ

FREE BIRD

第33章 それぞれの罪悪感

…誠side…

それから美穂さんとヒルズに行ってブラブラして、少しバーに寄って軽く飲んでから別れた。


もちろんその間馴れ馴れしくはしていない。


だけれど別れ際にあまりにも美穂さんが切なく見つめるんだ。


僕は美穂さんの手を思わず握りビルの間に引き込んだ。


「また…すぐ会えるから」


美穂さんは頷くだけだった。


胸が苦しい程愛しくて、頬を取りキスをした。


離れたくない想いが重なり長く熱いキスだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ