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FREE BIRD

第41章 別れ難い二人

相変わらず落ち着いた佇まいと小粋なジャズ。


カウンターには渋いマスター。


僕達は店の奥のテーブル席に座った。


「ご注文は?」


マスターが注文を取りにきた。


「また、私用にブレンドして下さる?」


美穂さんはニッコリマスターに笑いかけ注文した。


「喜んで。そちらのお客様は?」


僕を優しげにだけど深い眼差しで聞いた。


「僕も、特製ブレンド淹れてくれますか?」


「喜んで淹れましょう」


心良く承諾しカウンターに戻った。

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