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FREE BIRD

第41章 別れ難い二人

「前に誠さんが先に帰った時、
淹れてくれたブレンドが美味しかったの」


「そうなんだ、楽しみだな…」


なんて話をしていたら、前にバイトしていた青年が

背後の階段からトントントンと降りてきた。


「親父、ちょっと練習していい?」


「ああ…」


こんな会話がカウンター側から聞こえた。


親子か…

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