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FREE BIRD

第42章 帰宅後

少し膨れた彼女は自由奔放さを醸し出し、知世らしく憎めない。


「聞くわ、アバンチュール」


知世はウキウキとパリでの恋を語り始めた。


彼女の頬は高揚しキラキラした瞳だ。


いくつになっても恋する女性は美しい。


私は…きっとこのまま誠さんとの恋を続けるだろう。


進を気遣いながらもきっと…


愛とは時には残酷な気持ちなのだ。


時々罪悪感を感じながも、私は何食わぬ顔で進を裏切り続けるだろう。









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