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FREE BIRD

第44章 愛を補充・1

「私が喜ぶ事はこういう事よ。贅沢なご馳走じゃない。
私が会えない間どれだけあなたを恋しかったと思う?」


「美穂さん…僕だって、どれだけあなたに会いたかったか…」


今度は僕から唇を重ねた。


髄脳が痺れるよ。


同じ想いが重なる瞬間だ。


夢中になり僕達は抱き合い、思わず後ろに倒れ込む。


コンコン…


やべっ


慌てて離れ美穂さんを引っ張り身体を起こす。


美穂さんは白々しく窓の気色を眺めた。


「失礼します」


次の料理が運ばれ美穂さんは席に戻り座り直した。




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