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FREE BIRD

第44章 愛を補充・1

「誠さん、凄く美味しい。来て良かった。ありがとう」


「良かった。僕はあなたの笑っている顔が好きだ」


私に向ける眼差しがあまりにも優しくて私だけの誠さんと思ってしまいそうになった。


私だけ愛して欲しい。


その気持ちを慌てて掻き消す。


今、愛の貪欲さを思い知った。



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