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FREE BIRD

第45章 愛を補充・2

…誠side…

結局美穂さんは終始美味しいと絶賛して食事を平らげた。


僕はそんな美穂さんが可愛らしく愛しい。


会えない時間は二人の距離を余計縮める。


この秘密の時間を大切にしなくちゃ。


支払いを済ませ再び車に乗り込むと、僕は美穂さんの手を取り、ゆっくりと緩やかなカーブを曲がる。


青々と燃え木々を、すり抜けるよう車は走り、帰路に向かっていた。


時刻は3時過ぎ。


今から帰れば美穂さんの夕飯の支度に間に合うだろう。

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